初めて、天体写真撮影のために遠征したのは、2012年の夏で、奥日光でした。
当時は、光学系はタカハシSKY90、赤道儀はVixen SXDを使用していました。
撮影カメラは、フォーサーズのKAF-8300を搭載したATIK 383L+、ガイドカメラは、Lodestarで、どちらも個人輸入したものでした。どれも、今では手放してしまった機材です。
アンドロメダ銀河(M31)と北アメリカ星雲(NGC7000)を撮影しました。初めて、光害地から離れて撮影・画像処理をして、画像を見たときは少なからず感動したことを覚えています。
初めて購入した本格的な屈折望遠鏡は、このSKY90でした。フローライトだけあって、なかなか鋭い像を結んでくれました。フラットナーレデュサーと撮像CCD面までの距離が結構シビアで気を使ったのを覚えています。赤道儀は、スターブックのSXDでした。オートガイドは、親子亀方式で固定してLodestar+ミニBORG45EDとPHDだったと思います。あまり視界が開けた場所ではなかったため、この程度の露光時間でしたが、空の状態が良かったのか、強調画像処理にも耐えられるものでした。今では、バーダー製のフィルター以外は、すべて手放してしまいましたが、良い機材だったと思います。
宿の方に教えていただいた(貸していただいた)、ハチ除けスプレーと虫よけローソク、クマよけのベルを持っていきました。こうしたことも含めて、良い思い出です。