初めての遠征の思い出

初めて、天体写真撮影のために遠征したのは、2012年の夏で、奥日光でした。
当時は、光学系はタカハシSKY90、赤道儀はVixen SXDを使用していました。
撮影カメラは、フォーサーズのKAF-8300を搭載したATIK 383L+、ガイドカメラは、Lodestarで、どちらも個人輸入したものでした。どれも、今では手放してしまった機材です。

アンドロメダ銀河(M31)と北アメリカ星雲(NGC7000)を撮影しました。初めて、光害地から離れて撮影・画像処理をして、画像を見たときは少なからず感動したことを覚えています。

タカハシ SKY90 + フラットナーレデュサー(407mmF4.5) 
ATIK 383L+(外気温-25℃冷却)  L 10min×3 RGB(bin2) 各10min×1 総露光時間60分
VIXEN SXD赤道儀 + StarlightXpress Lodestar + ミニBORG45EDにてオートガイド
baader planetarium製フィルター LRGB合成
タカハシ SKY90 + フラットナーレデュサー(407mmF4.5) 
ATIK 383L+(  外気温-25℃冷却) L 10min×3 RGB(bin2) 各10min×1 総露光時間60分
VIXEN SXD赤道儀 + StarlightXpress Lodestar + ミニBORG45EDにてオートガイド
baader planetarium製フィルター LRGB合成

初めて購入した本格的な屈折望遠鏡は、このSKY90でした。フローライトだけあって、なかなか鋭い像を結んでくれました。フラットナーレデュサーと撮像CCD面までの距離が結構シビアで気を使ったのを覚えています。赤道儀は、スターブックのSXDでした。オートガイドは、親子亀方式で固定してLodestar+ミニBORG45EDとPHDだったと思います。あまり視界が開けた場所ではなかったため、この程度の露光時間でしたが、空の状態が良かったのか、強調画像処理にも耐えられるものでした。今では、バーダー製のフィルター以外は、すべて手放してしまいましたが、良い機材だったと思います。

宿の方に教えていただいた(貸していただいた)、ハチ除けスプレーと虫よけローソク、クマよけのベルを持っていきました。こうしたことも含めて、良い思い出です。